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旅行で感じたこんなことやあんなことを発信致します

目的なく”ワーキングホリデー”へ行って、帰ってきた結果こうなった

 

 

前回のブログでは、

ワーキングホリデーで学んだことについて書きましたが、

今回は行きたいと思っている方々へ向けて「実際行くだけで何か変わったの?」

といった観点から書いていきたいと思います。

 

前回のブログ;私がワーキングホリデーで学んだ3つのこと - risa’s blog

 

 

 

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そもそもワーキングホリデーとは?

ワーキングホリデー (英語: Working Holiday)とは、2国間の協定に基づいて、青年(18歳〜25歳または30歳)が異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別な制度である。

   引用元;ワーキング・ホリデー - Wikipedia

 

何カ国か協定が結ばれているので、その中から行きたい国を選び、VISAの申請を行い、

そのVISAがおりれば1年間(国によって異なる)の滞在を許可されるという仕組みです。

 

 

英語は手段

さて、本題に移りましょう。

私は英語スキルの向上を目的にニュージーランドでワーキングホリデーをおこなった訳ですが、逆に言えば”それしか”目的がなかったんです。

日本人に多い考え方なのかもしれませんが、英語が話せるようになりたいという漠然とした大きな憧れだけで、英語を話せるようになった”その先に何をやりたい”といったことが考えられていませんでした。これが大きな問題だったんですね。。。

 

「英語は手段」という言葉を耳にしたことはありませんか?

私は今までこの言葉を聞いても、ピンとくるものはありませんでした。いまいち理解していなかったのかもしれません。

しかし、そんな私がニュージーランド滞在中にこの言葉の意味を理解することになったある出会いがあったんです。

それは語学学校で仲良くなったカンボジアの女の子、Aちゃん(仮名)です。とても勉強熱心で働きながらも英語の勉強を頑張っている子でした。そしてこの語学学校修了後どうするのか聞いた際、パティシエになるためにニュージーランドの料理学校へ通うといっていました。よくよく聞いてみると、Aちゃんは料理をするのが好きではないとのこと。ではなぜパティシエになりたいかというと、「海外で暮らすため。」と答えたんです。

英語を使えるようになるのも、パティシエになるのも、海外で暮らすための手段。

なぜパティシエ?と疑問に思った方がいるかもしれないので簡単に説明しておきますと、永住権などその国に滞在するために必要なVISAを取得する際に、シェフなど手に職を持った人の方が取得しやすいからです。

Aちゃんは、22歳という若さでありながらカンボジアで暮らしていくことの難しさを感じ、外国で暮らしていくことを選び、そしてその手段として英語の習得とパティシエになることを決めたと言います。

私はこれを聞いたときに”手段”という意味を初めて理解しました。

 

 

帰国後に感じた日本という国

帰国後に変わったことといえば、日本に対する見方や考え方です。

マイナス面で言えば、満員電車に乗ることやお金を使うことが億劫になりました。

ニュージーランドの人口は日本と比べてとても少ないので、行列さえできているところを見たことがありませんでした。そしてそれに慣れてしまっていた私は日本の人口の多さに改めて気付かされました。

お金に関して言えば、海外の多くの国はカード社会とも言われるほどカードを使った生活が根付いております。ニュージーランドでもカードを使う人がほとんどで、財布も持たず、スマートフォンのケースにカードを入れて持ち歩くスタイルが多く見受けられました。

プラス面はというと、やはり”おもてなしの心”です。

日本に住んでいて今まで感じることがなかった”おもてなし”を帰ってきてから感じる機会が増えました。海外から日本の接客が一番だとよく言われていますが、その意味がわかるようになりました。というのも、海外ではよくも悪くも店員と客が同等として考えられているのに対し、日本ではお客様は神様だという言葉があるほど、海外と日本とでは考え方が大きく違います。

日本に住んでいたらわからない日本の良い面と悪い面に気づくことができました。

 

 

現在の私

先ほども書いた通り、私は英語スキルの向上の他に目的を持っておらず、ニュージーランド滞在中に何かやりたいことが見つかるだろうと楽観的に考えておりました。

しかし、これといってやりたいことは見つからず、日本へ帰ることを選択しワーキングホリデー期間中に帰国しました。

帰国してからというもの、自分が何をやりたいのか模索する日々が続きました。ニュージーランド滞在中は、毎日刺激があったのに加え、ある程度充実していたことで英語に集中することができました。しかし日本に帰ってみると、日本語を使ってなんでもできるこの日本で、改めて自分は何がやりたいのかということが全く見えなくなってしまったのです。人生の迷子ですね。

また他の国でワーキングホリデーなどを使って海外に戻りたいという気持ちが大きかったのですが、やりたいことが見つかっていない中でまた海外に行っても同じことの繰り返しになると考えました。

 

そして私が出した結論は、英語の勉強は続けながら日本で目の前のことを一生懸命行い、その中で見えてきたやりたいことが海外であったらその時に海外に行こうと思います。

 

 

まとめ

ということで、今回は”現在の私”について赤裸々に書きました。

海外で住んでみて、良い面も悪い面も日本にいたらわからなかったことをたくさん発見することができました。

しかし、今回書かせていただいたように、自分のやりたいことが英語を使った先に見えているかいないかでは、ワーキングホリデーの過ごし方も異なると思います。

これからワーキングホリデーへ行かれる方が、これを見て少しでも参考にしていただければ嬉しく思います!